これで解決!スラーとタイの見分け方

皆さんこんにちは!Nagao Piano School の長尾です!

音楽を勉強していると様々な問題がでてくると思いますが、
恐らく皆さんこの問題に悩まされたことがあるのではないでしょうか?それは

スラー

タイ

です。この見分けは長年やっていても楽譜によってどっちだろうと迷うことも多くあると思います!
それでは違いを説明していきます。

目次

スラーとタイの違い

まず最初にスラーとタイの意味をおさらいしていきたいと思います。まずスラーですが意味はなめらかに演奏するこれだけ覚えとけば問題ありません!そしてタイは弧状の先で結ばれた同じ音は弾き直さず繋げて弾くという意味です!
分かりやすく例題を用いて説明していきます。

例題1

以下のAB タイかスラーか分かりますか?

A
B
答え

答えはAがスラーでBがタイです!左は音符1つ1つに弧は結ばれておらず左が1つ1つが弧で結ばれていますね!この問題は簡単だったのではないかと思います!

基本的にこれを覚えとけば問題ないのですが楽譜ではこの様にシンプルではないですよね?
次はより発展的な問題をだしてみたいと思います!

例題2

次は実際に曲中ででてくるようなタイとスラーです!よくみて考えて見てください!

この画像の中にタイとスラー両方混ざっています。分かりましたか?

答え

答えはファラをアーフタクトで弾きラはそのままタイで伸ばし、ファは弾き直すです!言葉での説明で分かりましたか?実際このような音型はクラシック音楽で多様されており、皆さんが一番悩むところではないかと思います!

上の図の理解できればもう怖いものはありません!この様にタイとスラーは同じ音が弧で結ばれているかいないかを判別するだけなので難しいと思わずにどんどん色んな曲に挑戦し、色んなタイとスラーに出会って見てください!

番外編:異名同音のタイに注意!

最後に、異名同音のタイについてご紹介します!これはあるクラシック曲の1部です。

この赤い丸で囲われている「ラのシャープ」「シのフラット」これはタイでしょうか?スラーでしょうか?答えはタイです!異名同音で鳴っている音としては同じ音ですが和声の変化の都合上、記譜上では「ラのシャープ」「シのフラット」となっていますがスラーにはなりません!クラシックの難しい曲ではこの様な表記がよく見られますので、覚えておくと譜読みがさらに早くなります!

おわりに

今回はタイとスラーの見分け方についてお話しました!タイとスラーは音楽を勉強する上でとても大事な要素です。このブログを読んで皆さんの悩みが1つなくなればと思います!また、スラーにはなめらかに弾く以外にも作曲者が演奏する上で大事にしてほしいアーティキュレーションなどを表すために使うことも多々あります。これからも音楽を勉強し音楽と生きる人生にしていきましょう!

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