しっかり弾かせないレッスンとは?
「ピアノのレッスンって、ちゃんと弾かせるものじゃないの?」
そう思うのはごく自然なことです。実際、多くのピアノ教室では楽譜通りに弾けることを目標とし、正しい指使いを身につけることを重視しています。
しかし、私のレッスンでは時に「ちゃんと弾かせない」日を作っています。
「え?それじゃあ、レッスンにならないんじゃ……?」
そんな疑問が浮かぶかもしれませんね。でも、ちょっと考えてみてください。
子どもがピアノを習う目的は、「間違えずに弾けるようになること」だけでしょうか?
なぜ、ただ弾かせるレッスンではないのか?
ピアノを学ぶうえで技術の習得は大切です。でも、それだけを求めると、子どもにとってピアノは「難しいもの」「楽しくないもの」になりかねません。
特に幼稚園生や小学校低学年の子どもたちは、まだじっと座って楽譜を読むことに楽しさを感じる段階ではありません。
それよりも、
- 自由に音を鳴らしてみる
- 自分の好きなリズムを作ってみる
- 音を組み合わせて「自分だけの音楽」を作ってみる
こうした体験が、音楽の楽しさに直結するのです。
実際に、このような「自由に音を楽しむ時間」を取り入れることで、子どもたちの「もっとやりたい!」という意欲が育ちます。
具体的なレッスン内容
ステップ1:まずは好きなように楽器を鳴らしてみる
「ピアノの鍵盤だけが楽器ではない」という考え方のもと、最初は自由に音を出してもらいます。
ピアノの鍵盤を叩くのもいいし、ピアノの椅子を叩いてみるのもOK。他の楽器を使ってもいいし、手拍子や足踏みだって立派な「音楽」です。
とにかく、「音を出すこと=楽しい!」と思える体験を作ります。
ステップ2:リズムを自由に組み立ててみる
ある程度自由に音を出すことに慣れたら、こちらが用意したいくつかのリズムパターンの中から好きなものを選び、それを組み合わせてみます。
リズム感は理論ではなく、体で覚えるもの。だからこそ、自分で考えて組み立てることで、リズムの感覚が自然と身についていきます。
ステップ3:自分で作ったリズムに音をつける
最後に、自分が作ったリズムに音をつけてみます。たった数小節でも、自分だけの音楽を作り上げることで「達成感」が生まれます。
実際に行ってみた!ケース2
ある日、私が用意したリズムをいつものようにiPadで書いていたところ、
「自分のクレヨンで、自分で紙に書きたい!」
と生徒が言い出しました。
ピアノのレッスンなのに、クレヨンと紙?と思うかもしれません。でも、これはとても大きな変化なのです。
「与えられたものをやる」のではなく、「自分で考えたい!」「自分で形にしたい!」という意欲の表れ。
リズムを考えること自体が「楽しい」と感じている証拠なのです。
このように、自分から何かを作り出そうとする気持ちが芽生えることこそ、音楽教育においてとても大切なことだと思います。
まとめ:自由な発想が音楽の楽しさにつながる
ピアノのレッスンだからといって、必ずしも「正しく弾くこと」だけを求める必要はありません。
子どもにとっては、まず「音を楽しむこと」「自分で作り出すこと」が大切。
自由な発想で音楽に触れることで、自然とリズム感が養われ、最終的には演奏技術にもつながります。
「うちの子、ピアノの練習が嫌いみたい……」
もしそんなふうに感じているなら、一度「自由に音を楽しむ時間」を作ってみるのもいいかもしれません。
音楽の楽しさを知ることが、ピアノを続けるための第一歩です!
当教室では、小さなお子さんから大人の方まで、身体に優しく効率的なピアノ奏法を指導しています。
小さな体でも豊かで響きのある音が出せるようになり、これまで技術的な限界を感じていた方も、更なるレベルアップが目指せる方法です!
体験レッスンは随時受付中ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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