皆さんこんにちは!Nagao Piano Schoolの長尾です。ピアノを初めて習う際に指番号と音名を同時に覚えますよね?しかしここには気をつけなければいけない大事なポインとがあります。それは、指番号と特定の音を強く結びつけてしまうことです。これは大人になって初めて習う方も陥りやすいポイントです。それでは詳しく解説していきます。
指番号で覚えてしまう危険性
これは子供だけに限らずピアノを習い始めた大人の方も同じなのですが、最初、指番号(1.2.3.4.5)と音名(ドレミファソ)をセットで覚えることがおおいです。そしてテキストでもその様なテキストが多いです。例えば、1の指が「ド」、2の指が「レ」、3の指が「ミ」など。しかし、この方法には注意が必要です。指番号と特定の音を結びつけすぎると、次のような問題が発生します
音名の混乱
一定期間指番号と音名を同じ音で結びつけてしまうと、楽譜を見た際に指番号で楽譜を読んでしまうクセが付いてしまいます。特に初期の頃はテキストもシンプルなので右手は(ドレミファソ)のみ、左手は(ドシラソファ)のみのことが多いので覚えやすいのですが、指番号で音を読んでいることが多く、「ミ」のところに「1」と指番号が書いてあると「ド」の音だと本来の音符と違う読み方をしてしまうことが多々あります。
音の認識の固定化
これもよくあることなのですが指番号と特定の音が強く結びついていると特定の指番号で特定の音しか弾けないという自体に陥ることがあります。音名の混乱とも繋がってくるのですが難しいテキストになっていくにつれ、音の数は増え音域も広がっていきます。しかし指番号で覚えてしまっている人は「ラ」を「1」の指で弾くということができなかったり、高い音が書いてあるにもかかわらず指番号が書いてあるせいで最初に習った音で弾いてしまうということがおこります。こうなってしまうと修正するのにも時間がかかり、何より本人がピアノを弾くのが苦しくなってしまうのでピアノが嫌いになってしまう恐れがあります。
楽譜の音符と鍵盤の位置を理解しよう!
上記の問題を解決するためには初歩の段階から楽譜の音と鍵盤の位置を理解する必要があります。また、固定の音のみでレッスンを行うのではなく多様な音域の練習を取り入れることが大事となって来ます。
指番号の確認もこめて「ミファ#ソ#ラ#シ」
これはショパンが推奨している最初に習う指のポジションです。このポジションは手を鍵盤に置く際にちょうど無理なく置けるポジションとなっており、指が動かせない初心者のお子さんでも正しい形で指を独立させながら弾けるポジションとなっています。なので当教室ではこのポジションを指を動かす練習をするため「ドレミファソ」と指番号の固定化がしづらい方法をおこなっております。
瞬時に楽譜と鍵盤の音を理解する
またテキストも使用はしておりますが、テキストにはのってない様々な音域の音も弾くことを意識させています。例えば音階のプリントを用意しどれだけ早く鍵盤の位置をあてられるか先生と競争するなどです。これはゲーム感覚で行える練習なので小さなお子さんでも負けたくないという意識で率先して参加してくれることが多いです。
まとめ
ピアノ教育の初期段階での指番号の覚え方には注意が必要です。指番号と音名を強く結びつけすぎると、音名の混乱や指使いの柔軟性の欠如といった問題が発生する可能性があります。初期から多様な音を弾かせることで、これらの問題を防ぐことができます。Nagao Piano Schoolでは、子供たちが正しく音楽を学べるよう、丁寧な指導を心がけています。ご興味のある方はぜひ一度体験レッスンにお越しください。
当教室では、小さなお子さんから大人の方まで、身体に優しく効率的なピアノ奏法を指導しています。
小さな体でも豊かで響きのある音が出せるようになり、これまで技術的な限界を感じていた方も、更なるレベルアップが目指せる方法です!
体験レッスンは随時受付中ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お待ちしております!