皆さん、こんにちは!
宇都宮・東京・オンラインで、関節を固めずに響きのある音を生み出すためのピアノの弾き方を、身体の使い方から指導している長尾大志です!
練習しているのに、なぜか上達しない
「毎日練習しているのに、なんで弾けるようにならないんだろう」
そう感じたこと、ありませんか?
社会人になってからピアノを再開した方や、大人になって初めて始めた方からよく聞く悩みのひとつです。時間を作って練習しているのに、なんとなく指がもつれる、音がきれいにつながらない、同じところでつまずく……。
じつは、そのお悩みの原因の多くは「力み(りきみ)」にあります。
今回は、脱力という考え方と、それがいかに演奏を変えるかについてお話しします。
なぜ「力み」が起きるのか

ピアノを弾くとき、多くの人は無意識のうちに「しっかり弾かなきゃ」「音を外さないように」と知らず知らずのうちに身構えます。その緊張が、肩・腕・手首・指に余計な力を入れさせてしまうんです。
特に社会人の方は、仕事でのデスクワークやスマホ操作で、すでに手や肩が凝り固まっていることが多い。その状態でピアノに向かうと、力みのクセがそのまま演奏に出てしまいます。
力んだ状態で弾くとどうなるか?
- 指が滑らかに動かない
- 音がブツ切れになりやすい
- 速いパッセージで詰まる
- 長時間弾くと手が疲れる・痛くなる
これ、どれも「弾けない理由」じゃなくて「力んでいる証拠」なんです。
脱力とは「ぐにゃぐにゃにする」ことじゃない
「脱力って言われても、力を抜いたら鍵盤が押せないじゃないか」と思うかもしれません。
その感覚、すごくよくわかります。私自身も最初はそう思っていました。
でも脱力というのは、「完全に力を抜いてへなへなになる」ことではありません。必要な力だけを使い、余計な力を手放すこと、これが正しい脱力です。
たとえば、コップを持つとき。コップを落とさない程度に握れば十分で、ギュッと握りしめる必要はありませんよね。ピアノも同じで、鍵盤を押すために必要な力だけ使えばいい。それ以外の力は、むしろ邪魔なんです。
脱力を体感する、簡単な3つの方法
①腕をぷらぷらさせる
椅子に座ったまま、両腕を体の横にだらんと垂らして、肩からぷらぷらと揺らしてみてください。この状態が、脱力できている基準点です。弾く前にこれをやるだけで、肩と腕の余分な緊張がほぐれます。
②手首を柔らかく保つ
弾いているとき、手首が固まっていませんか?手首は鍵盤と腕をつなぐクッションの役割を持っています。手首が固いと、指への力の伝わり方が不自然になります。また、手首が固定される事で動きの制限も起き、それも力みに繋がる1つの原因となります。理想は曲の音型に沿うように動く。そんなイメージです!
③「腕の重さ」で弾く感覚を試す
これが脱力の本質です。指先の力だけで弾こうとするのではなく、腕全体の重みを鍵盤に乗せるイメージで弾いてみましょう。
たった一音でいいので、腕をふわっと落とすような感覚で鍵盤を押してみてください。大事なのは鍵盤を「押す」のではなく、ただ重さを「乗せる」。
この「押す」と「乗せる」の区別が出来ずに、「押す」に意識がいきやすい方が多いので注意が必要です!
実際に生徒さんが変わった瞬間
以前、30代の会社員の方がレッスンに来てくださいました。「ショパンのノクターンを弾きたくて練習しているけど、音がぶつ切れになってしまう」というお悩みでした。
演奏を聴いてすぐわかったのは、手首と肩が完全に固まっていたこと。一生懸命弾こうとする気持ちが、全身に力を入れさせていたんです。
そこで腕の重さを使う感覚を試してもらったところ、たった5分で音の質ががらりと変わりました。本人も「え、なんか音がやわらかくなった」と驚いていました。
上達のブレイクスルーは、もっと練習することじゃなくて、力を「手放す」ことにある。この方の例は、それをよく示してくれています。
まとめ
ピアノの練習で大切なのは、限られた時間を「正しい感覚」で使うことです。今は子ども大人に限らず時間はない生活の様なイメージがあります。その中でいかに上達をするか。
ここには「正しい感覚」で「正しい練習」を積み重ねる。これしか方法はありません。力んだまま練習を重ねても、力みのクセが強化されるだけ。
今日から、弾く前にひとつだけ試してみてください。腕をぷらぷらとほぐして、手首を柔らかく保つ。それだけで、あなたの演奏は変わりはじめます。
ピアノは「頑張って弾く」楽器じゃなくて、「自然に鳴らす」楽器です。力みを手放したとき、音楽はもっと自由になります。
自分が指導する弾き方は小さなお子さんから大人の方まで、身体に優しく効率的なピアノ奏法を指導しています。
小さな体でも豊かで響きのある音が出せるようになり、これまで技術的な限界を感じていた方も、更なるレベルアップが目指せる方法です!
ぜひお気軽にお問い合わせください。お待ちしております!
