子どもの打鍵が弱いのはなぜ?指を固める前に知ってほしいこと

皆さんこんにちは!

宇都宮・東京・オンラインで、身体の使い方から演奏を見直すピアノレッスンを行っている長尾大志です!

お子さんのピアノをみていて

「手の力が弱いな…」

「打鍵が弱くて安定してないな…」

と感じたことはありませんか?

恐らくそんなお子さんへの指導で多いのが

指の関節をしっかりさせる。第1関節を固める。

私自身もこれまで、「指をしっかりさせる」「関節がへこまないようにする」といった考え方に触れてきました。

しかし、私自身の経験から、この「固めて安定させる」ことが癖になると、成長してから余計な力を抜きにくくなることがあると感じています。

じゃあどうしたらいいの?

ここまでお話していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

子どもの手は、まだ発達の途中

まず、大前提として、子どもの手はまだ発達の途中です。
大人と比べると手の力も弱く、指を一つずつ安定して使うこともまだ難しい時期があります。

そのため、幼少期から関節を安定させるために

  • 指の関節をしっかりさせて弾く
  • ボールを強く握る感覚で弾く
  • 鍵盤をしっかり弾く

こういう指導が多くなります。

この指導のいいところは、すぐに成果が出ること。

「固める」という行為は簡単ですので、小さい子でも音が安定していきます。

しかし、ここで気をつけるべき点がいくつかあります。

私自身の経験や、これまで生徒さんを見てきた中では、「固めて安定させる」ことが癖になっていると、速い動きや大きな音が必要になったときに、余計な力を抜きにくくなっているケースがあります。

こういったマイナスな面が増えていきます。

では何を大事にしたいのか?

それは

「固める」ではなく「支える」こと

手の中の支えについては、こちらの記事でも詳しくお話ししています。

支えるとはどういうこと?

では、どうすればいいのでしょうか?

ポイントは、指の関節を固めて音を安定させるのではなく、手の中で指を支えてあげることです。

手のひらの中には、指のつけ根を支える小さな筋肉があります。

私のレッスンでは、指先だけで頑張るのではなく、手の内側にある筋肉も使いながら、指を支える感覚を育てていきます。

指の関節を固めるのが「外側から押さえつける」方法だとしたら、

手の中で支えるのは「内側から形を保つ」方法です。

固めて安定させるのか、支えて安定させるのか。

同じ「安定」でも、この違いが、成長したあとの弾きやすさに関わってきます。

支えができると、何が変わるのか

手の中で支えられるようになると、

  • 指先だけで頑張らなくてよくなる
  • 手首や腕を固めずに弾ける
  • 大きい音でも、硬くなりにくい
  • 速いところでも、手が止まりにくい

といった変化につながっていきます。

アルゲリッチの演奏を見ると、指先だけで弾くのではなく、手首や腕まで連動している様子がよく分かります!
私がレッスンで伝えている「固めずに支える」という感覚を考える上でも、とても参考になる演奏ですかるのではないかと思います!

もちろん、小さいお子さんの手の筋肉は、まだ育っている途中です。

最初から上手に支えられる必要はありません。

大切なのは、「固めて弾く」を当たり前にしないこと。

少しずつ、支える感覚を育てていけば大丈夫です!

おうちでできる、小さな一歩

おうちでできることを、1つだけご紹介します。

お子さんが弾いているときに、

「指をしっかり!」「もっと強く!」と声をかける代わりに、

「今の音、きれいだったね」と、音のことを話してみてください。

指の形よりも、出てきた音に意識が向くと、

子どもは自然と「どうしたらきれいな音になるか」を考えるようになります。

「指の関節がへこんでいるのが気になる…」という場合も、その場で無理に直さなくて大丈夫です!

形だけを直そうとすると、かえって力が入ってしまうことがあります。

宇都宮でピアノ教室を探している方へ

私は宇都宮市上戸祭エリアで、3歳からの幼児・小学生のレッスンを行っています。

レッスンでは、指の形を一つの型にあてはめるのではなく、

その子の手や身体に合わせて、固めずに支える弾き方を、少しずつ育てていきます。

ピアノが初めてのお子さんも、今ほかの教室に通っているお子さんも大丈夫です。

宇都宮レッスンの詳しい内容は、こちらにまとめています。

まとめ

子どもの手はまだ発達の途中で、大人と比べると手の力や細かな力の調整も発達段階にあります。

関節を固めると、すぐに音は安定します。

ただ、それが当たり前になると、成長したあとに力を抜くのが難しくなることがあります。

固めて安定させるのではなく、手の中で支えて安定させる。

まずは今日、お子さんの音を一緒に聴いて「きれいだったね」と声をかけてみてくださいね!


自分が指導する弾き方は、小さなお子さんから大人の方まで、身体に無理のないピアノ奏法です。

一人ひとりの手や身体に合わせて、豊かで響きのある音を一緒に目指していきます。

これまで技術的な限界を感じていた方にも、別の視点から演奏を見直すきっかけになればと思います。

ぜひお気軽にお問い合わせください。お待ちしております!

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