呼吸できていますか!?日本から学ぶ使い方!

みなさんこんにちは!Nagao Piano Schoolの長尾です!

突然ですが皆さん!ピアノを弾く時に呼吸の意識はできていますか?呼吸の意識を行うと重心が安定するだけでなく、体を緩める効果がありピアノが弾きやすくなります!

今回は呼吸の使い方を日本の武術、芸能の視点から解説していきたいと思います!

目次

演奏において呼吸がとても大事なのはご存知ですよね?

まず大前提として現代の呼吸「吸って、吐く」は明治維新の際に軍隊を西洋化していくにあたって導入された呼吸法です。その他にも歩き方、姿勢など全てにおいて西洋化していく流れで入ってきたものであり、本来の日本人に適したものではないとされています!この大前提だけ覚えていてください!

日本式の呼吸

「呼吸」の文字をみてください!

「呼(吐く)→吸う」という文字の順番ですよね?この文字の通り、日本では古来よりまずは吐きその後吸うが基本とされていました!

食事なども言われることですが、日本人には日本人に適した食事があり、現代の食事は余り日本人に適していないといわれています!たとえば「肉料理」自分も肉料理は好きですが、日本人の体の特性上胃に負荷がかかりすぎるためあまり向いていないという研究結果がでています。

この様に日本人に適した習慣、西洋人に適した習慣というのは遺伝子レベルで残っており、それを変えることはできません。

では実際に呼吸の練習をしてみます!やり方はとても簡単です

  1. まず、ゆっくりと吐きます。口から吐くのがいいでしょう。「もう、全部吐き出したかな」と思ったら、力を入れて、もうひと息、吐きます
  2. 全部吐いたら、口を閉じて、鼻から息を入れます。吸おうとする必要はありません。自然に入るのに任せて、すっと瞬間的に吸います。鼻がつまっている人は、口から吸ってもかまいません。
  3. また、ゆっくりと息を吐いていきます。
  4. これを繰り返します。

これをすると何がいいのか

自然とお腹の奥深くに呼吸をする意識がでるので、集中力を高めたり、緊張をほぐすことに繋がります!

クラシックは西洋の音楽ですが自分の中で1つの指針としている「日本人ならではの演奏」を体現するに当たって重要な要素だと思っています!

丹田呼吸

丹田

という言葉はご存知ですか?

上記の日本式の詳しい呼吸法になります。この方法は「ヨガ」でも使われている呼吸法です。

おヘソの数センチ下にある下腹部に丹田はあり、呼吸そして椅子に座った時に重心を安定させるための非常に重要な部分となります。

呼吸法としては上記の日本式呼吸法と変わらないのですが、ピアノの椅子に座る際に意識してほしいポイントを話します!

  • 上半身を丹田にのせる意識
  • 丹田を中心に動かす
  • つま先への意識(丹田は余り関係ありません笑)

これを意識すると脱力がしやすくなり、演奏中でも力んで来た時に脱力できる方法でもあります!

今回は日本視点からみた呼吸についてお話してみました!

各国に根付いている文化があるように、日本にも日本独自の文化があります。それは現代の自分達にも遺伝子レベルで受け継がれており、無意識の中に存在していると思っています!日本人にあった呼吸を学ぶころで、日本人に合った演奏ができるよう日々学んでいます!

当教室では、小さなお子さんから大人の方まで、身体に優しく効率的なピアノ奏法を指導しています。

小さな体でも豊かで響きのある音が出せるようになり、これまで技術的な限界を感じていた方も、更なるレベルアップが目指せる方法です!

体験レッスンは随時受付中ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お待ちしております!

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